神は正しく裁く方 | ヘブライ人への手紙 10章

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ヘブライ人への手紙 10章

「復讐はわたしのすること、
わたしが報復する」
と言い、また、
「主はその民を裁かれる」
と言われた方を、わたしたちは知っています。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 10章30節

神は正しく裁く方

聖書は、神が正しい方であると教えています。正しい方であるとは、罪を正しく裁かれる方であるということです。

考えてみてください。私たちの世界では、毎日いろいろな所で犯罪が起こっています。しかし、もし犯罪が放置されたまま、誰も裁かないとしたら。また、裁判が行われたとしても、本来裁かれなければならない人が裁かれず、罪のない人が裁かれたとしたら。そこに正義はありません。

現実に、私たちの世界では冤罪があり、不正な裁きがあります。だからこそ、神の正しい裁きが必要です。たとえこの世で裁きを逃れたとしても、神は体と魂の両方において永遠の刑罰を下され、正義を行われます。

ただ、そうなると罪人である私たちは、誰一人として神の裁きから逃れることができないのではないか?罪を裁く正しい神と、罪を赦す憐れみの神のどちらが真の神なのか?不安になります。しかし、どちらも神の姿です。

神は、キリストの十字架において、私たちの罪を完全に裁かれました。十字架こそ、「神の義と愛のあえるところ」(讃美歌262)です。

弓矢 健児(西神教会)