キリストの尊い血による贖い | ペトロの手紙一 1章

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ペトロの手紙一 1章

日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ペトロの手紙一 1章18節~19節

キリストの尊い血による贖い

その昔、エジプトでの苦難に満ちた生活から神が救い出してくださったことを、ユダヤ人たちは自分たちの身代わりとなった「小羊」の血によって思い起こしました(出12章)。過越祭は自分の命が本当に贖われたのだというリアリティを、その血を見るたびに感じさせるものでした。

ちょうどそのように、私たちを苦難に満ちたこの世の生活から救い出してくださったのは神の真の「小羊」イエス・キリストの尊い血によると、ペトロは言うのです。

この手紙を書くずっと以前、ペトロは、同じようなことを口にしたことがありました。「金銀はわたしには無い。しかし、わたしにあるものをあげよう。…イエス・キリストの名によって歩きなさい」(使3章6節、口語訳)。

主イエスを裏切ったわたしのためにも注がれた主の血潮。それほどまでに、わたしを価値ある者と思ってくださる主イエスの命がけの愛。それによって、自分の命は贖われた。むなしい人生から、今やキリストの命の通う人生へと変えられたのです、と。

主はあなたのためにも死んでくださいました。その愛によって、きょうも歩きなさい!

吉田 隆(甲子園伝道所)