先人の祈りと献げ物によって | 歴代誌下 4章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

歴代誌下 4章

ソロモンはこれらすべての祭具を作ったが、それはあまりにも多く、その青銅の重さは量ることもできないほどであった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 4章18節

先人の祈りと献げ物によって

歴代誌下4章には、神殿で使用されるさまざまな祭具について記述されています。モーセの時代の臨在の幕屋における祭具と比較すると、より大きくなり、重厚さが増しているのがわかります。神殿自体が幕屋より大きく重厚な造りですから、そこで使用される祭具類も当然そうなります。そして、必要な資材の量も増えます。

膨大な量の建築資材をソロモンはどのように調達したのでしょうか。それは先代のダビデ王の時代に準備されました。歴代誌上29章には、ダビデ王自身が準備していたものに加え、イスラエルの諸部族の長なども多くささげたことが記されています。ソロモンは父の代の遺産と思いを受け継いで神殿建築を成し遂げたわけです。

きょうの個所を読んだ後、わたしは遣わされている教会の会堂に入り、会堂全体を眺めてみました。築20年を過ぎたこの会堂は、先々代の井原牧師のときに計画が立てられ、先代の根来牧師のときに完成したものです。すでに天に召された方々を含めて、多くの先人たちの祈りと献げ物がここにあることを改めて気づかされました。

唐見 敏徳(忠海教会)