門衛の勇気 | 歴代誌上 26章

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歴代誌上 26章

彼らは皆オベド・エドムの子らで、彼らとその息子たち、兄弟たちと共に奉仕にふさわしい力を持つ勇者たちであった。…メシェレムヤには、息子と兄弟が併せて18人いた。皆、勇者であった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌上 26章8節~9節

門衛の勇気

この章で取り上げられる門衛の主な任務は、聖別されたものの保管でした(20、22、26、28節参照)。時代が下って、歴代誌下23章では、門衛は神殿の門を守って、ふさわしくない者たちや侵入者が入って来ないようにします。「主の神殿の門に門衛を立て、いかなる汚れであれ、汚れのある者は入れないようにした」とある通りです(代下23章19節)。神殿には聖なるものが保管されているからです。

門衛の組分けにおいては、指導者として立てられた者たちが特に「勇者であった」ことが語られます。門衛は、ふさわしくないものを見分けます。そして、侵入しようとする相手がどのようなものであろうとも、断固として拒む勇気が必要です。

このような門衛の勇気は、私たちが自分の心を守るときにも必要なものです。「何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある」(箴4章23節)。「あなたがたは、自分が神の神殿であり、神の霊が自分たちの内に住んでいることを知らないのですか」(1コリ3章16節)。

貫洞 賢次(札幌伝道所)