リジョイス聖書日課 2019年3月

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2019年3月の聖書日課

申命記 3章

わたしはそのとき、ヨシュアに命じた。「あなたたちの神、主が2人の王に対してなさったことをすべて、あなたは自分の目で見た。主は、あなたがこれから渡って行くすべての王国にも同じようにされるであろう。彼らを恐れてはならない。あなたたちの神、主が自らあなたたちのために戦ってくださる。」 申命記 3章21節~22節

恐れてはならない

2人の王とは、ヘシュボンの王シホンとバシャンの王オグです(申2章24節、3章1節)。モーセはカナンの地に入りたかったのですが、それは許されませんでした。代わりに後継者のヨシュアが入っていきます。ヨシュアは…

申命記 4章

主は火の中からあなたたちに語りかけられた。あなたたちは語りかけられる声を聞いたが、声のほかには何の形も見なかった。主は契約を告げ示し、あなたたちが行うべきことを命じられた。それが十戒である。主はそれを2枚の石の板に書き記された。 申命記 4章12節~13節

御言葉に聞こう

申命記の中心のひとつは十戒の命令にあります。その第二戒では、見える形を通して神を礼拝することが禁じられています(申5章8節)。 主は語りかける神です。主は何にもまして御言葉の神です。見える形はありません…

ルカ 9章28-36節

祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。見ると、2人の人がイエスと語り合っていた。モーセとエリヤである。2人は栄光に包まれて現れ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた。 ルカによる福音書 9章29節~31節

栄光の輝きに包まれて

登山をしていますと、朝、山の頂から日の出を見るのが一つの楽しみです。雲海の上に広がるまばゆい景色は圧巻で、言葉を失います。 ペトロとヨハネとヤコブはそれ以上の驚くような光景を目の当たりにしました。主イ…

申命記 5章

わたしはそのとき、主とあなたたちの間に立って主の言葉を告げた。あなたたちが火を恐れて山に登らなかったからである。
主は言われた。
「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。」 申命記 5章5節~6節

間に立って

申命記の主人公はもちろん神です。この神のもとで大切な役割を担っているのはモーセです。 モーセは、神の言葉を取り次ぐ者、預言者です。この意味で、モーセはイエス・キリストを指し示すひな型なのです。モーセは…

申命記 6章

聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。 申命記 6章4節~5節

主を愛しなさい

主は唯一の神です。この故に、偶像礼拝は固く禁じられています。偶像礼拝こそ、諸悪の根源なのです。 わたしは沖縄に暮らして思います。戦争は偶像礼拝と結びついています。第二次世界大戦時のドイツの状況、日本の…

申命記 7章

彼らのゆえにうろたえてはならない。あなたの神、主はあなたのただ中におられ、大いなる畏るべき神だからである。 申命記 7章21節

ただ中におられる主

神は、大いなる畏るべき神です。このことは、とても大切なことです。本当に畏るべき神を知ることは知恵の初めです(箴1章7節)。それは、神以外の何ものかを恐れることから私たちを解放する道なのです。こうして、…

申命記 8章

あなたは、人が自分の子を訓練するように、あなたの神、主があなたを訓練されることを心に留めなさい。 申命記 8章5節

神の守りの中で生きる訓練

私たちは神の子です。「神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです」(ロマ8章14節)と書いてある通りです。 40年にわたる荒れ野の旅を通して、神は子どもを愛する父親のようにご自分の民を訓練なさいました。…

申命記 9章

主に祈って言った。
「主なる神よ、あなたが大いなる御業をもって救い出し、力強い御手をもってエジプトから導き出された、あなたの嗣業の民を滅ぼさないでください。あなたの僕、アブラハム、イサク、ヤコブを思い起こし、この民のかたくなさと逆らいと罪に御顔を向けないでください。 申命記 9章26節~27節

とりなしの祈り

今日の箇所は、モーセのとりなしの祈りの一部です。このモーセのとりなしの祈りは、キリストのとりなしのひな型なのです。 神の民イスラエルのかたくなさ、驚くべき罪の深さがこの章に表されています。神の民が、偶…

申命記 10章

見よ、天とその天の天も、地と地にあるすべてのものも、あなたの神、主のものである。主はあなたの先祖に心引かれて彼らを愛し、子孫であるあなたたちをすべての民の中から選んで、今日のようにしてくださった。 申命記 10章14節~15節

この方こそ、あなたの賛美

神は、イスラエルの民を恵みの契約に入れてくださいます。「主はあなたの先祖に心引かれて彼らを愛し、子孫であるあなたたちをすべての民の中から選んで、今日のようにしてくださった」。ここには、選びも表明され…

ルカ 4章1-13節

さて、イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中を“霊”によって引き回され、40日間、悪魔から誘惑を受けられた。 ルカによる福音書 4章1節~2節

聖霊に満たされて

主イエスはヨハネから洗礼を受けると、聖霊に満たされて悪魔の誘惑に向かわれました。悪魔はおもに三つの誘惑を企みます。一つ目は、主の空腹に乗じて問われました。二つ目は、神への完全な服従が問われました。三…

ヨハネ 11章

イエスは涙を流された。 ヨハネによる福音書 11章35節

イエスは涙を流された

「イエスは涙を流された」。これは、聖書の中で一番短い節だと言われています。しかし、心にしみる言葉です。 主イエスは、愛する者たちのことを思い、涙を流されるお方です。人にとって死がどれほど悲しいもの、い…

ヨハネ 12章

そのとき、マリアが純粋で非常に高価なナルドの香油を1リトラ持って来て、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。 ヨハネによる福音書 12章3節

愛の香油

「そのとき」とはどのような時だったのでしょう。主イエスはおっしゃいます。「この人のするままにさせておきなさい。わたしの葬りの日のために、それを取って置いたのだから」と(7節)。 マリアは、この時から数…

ヨハネ 13章

あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。 ヨハネによる福音書 13章34節

互いに愛し合いなさい

「愛し合う」、また、「愛する」とはどういうことでしょうか。 「愛する」。それは、自分を捨てて、他の人のためにひざまずいて仕えることです。それを主イエスは、弟子たちの足を洗うことでお教えになりました。 …

ヨハネ 14章

わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに戻って来る。…かの日には、わたしが父の内におり、あなたがたがわたしの内におり、わたしもあなたがたの内にいることが、あなたがたに分かる。 ヨハネによる福音書 14章18節~20節

みなしごにはしておかない

きょう取り上げた聖句にはいくつかの解釈がありますが、わたしはこう信じています。やがて主イエスは、十字架におかかりになり、死んで、よみがえられ、天に帰られます。天に帰ったら、主イエスは地上にはおられま…

ヨハネ 15章

「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。」 ヨハネによる福音書 15章16節

わたしがあなたがたを選んだ

入学、進学、入社の季節です。希望に胸膨らませている人、行く道に不安を感じている人、願った道に進めず、不本意ながら新たな道に進んでいく人。既に与えられている道で学びや働きに従事している人。そんなすべて…

ヨハネ 16章

「あなたがたが散らされて自分の家に帰ってしまい、わたしをひとりきりにする時が来る。いや、既に来ている。しかし、わたしはひとりではない。父が、共にいてくださるからだ。」 ヨハネによる福音書 16章32節

わたしはひとりではない

主イエスは、1人で十字架の道を進まれました。こんな時こそ、仲間が一緒にいてほしい。でも、弟子たちは主イエスの十字架の道について行くことはできなかった。だから主はおっしゃいます。「あなたがたが散らされて…

ルカ 13章31-35節

エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。 ルカによる福音書 13章34節

めん鳥が雛を羽の下に集めるように

主イエスは「今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、3日目にすべてを終える」ために、この世へやって来られました。しかし、主を否定し、殺そうと企む者がいます。その事実に対して、主は嘆きの言葉を語りま…

ヨハネ 17章

「わたしは、もはや世にはいません。彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。…わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。…世にいる間に、これらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らの内に満ちあふれるようになるためです。」 ヨハネによる福音書 17章11節~13節

一つとなる

父なる神と御子イエスは、永遠から父・子の交わりの内に一体です。この父・子の交わりのなかに私たちをも入れて一つにしたい。ですから、何度も「一つとなる」と、主イエスは繰り返されます。 「わたしはみもとに参…

ヨハネ 18章

シモン・ペトロは立って火にあたっていた。人々が、「お前もあの男の弟子の1人ではないのか」と言うと、ペトロは打ち消して、「違う」と言った。…「園であの男と一緒にいるのを、わたしに見られたではないか。」ペトロは、再び打ち消した。するとすぐ、鶏が鳴いた。 ヨハネによる福音書 18章25節~27節

鶏が鳴いた

主イエスはペトロに言われました。「わたしの行く所に、あなたは今ついて来ることはできないが、後でついて来ることになる」。ペトロは豪語しました。「主よ、なぜ今ついて行けないのですか。あなたのためなら命を…

ヨハネ 19章

そこで、兵士たちが来て、イエスと一緒に十字架につけられた最初の男と、もう1人の男との足を折った。イエスのところに来てみると、既に死んでおられたので、その足は折らなかった。しかし、兵士の1人が槍でイエスのわき腹を刺した。すると、すぐ血と水とが流れ出た。 ヨハネによる福音書 19章32節~34節

まことの小羊

十字架にかかった犯罪人が死ぬには長い苦しみのときが必要でした。でも、翌日は過越を祝う特別の安息日。ユダヤ人たちは、早急に十字架上の人びとが死んで、遺体が十字架から降ろされることを願いました。そこで、…

ヨハネ 20章

その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。 ヨハネによる福音書 20章19節~20節

あなたがたに平和があるように

「あなたがたに平和があるように」。復活の主イエス・キリストは、そうおっしゃって、いつも私たちに近づいてくださっています。 何かに恐れ、不安に陥り、私たちも弟子たちと同じように、しばしば心に鍵をかけて、…

ヨハネ 21章

ペトロは彼を見て、「主よ、この人はどうなるのでしょうか」と言った。イエスは言われた。「わたしの来るときまで彼が生きていることを、わたしが望んだとしても、あなたに何の関係があるか。あなたは、わたしに従いなさい。」 ヨハネによる福音書 21章21節~22節

あなたは、わたしに従いなさい

ペトロは、他の人のことが気にかかって仕方がなかったようです。「あの人は、この人はどうだろう。私と比べてあの人は、この人は、どれほど主から愛されていることだろうか」。 私たちもしばしば、他の人のことが気…

申命記 11章

あなたたちは、今日、わたしが命じるあなたたちの神、主の戒めに聞き従うならば祝福を、もし、あなたたちの神、主の戒めに聞き従わず、今日、わたしが命じる道をそれて、あなたたちとは無縁であった他の神々に従うならば、呪いを受ける。 申命記 11章27節~28節

今日、祝福を選びなさい

天地万物をお造りになった神御自身がくださる、確かで豊かな祝福です。その祝福に私たちは招かれています。 「あなたは、あなたの神、主を愛し、その命令、掟、法および戒めを常に守りなさい」(1節)。ルール違反…

ルカ 13章1-9節

「園丁は答えた。『御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。そうすれば、来年は実がなるかもしれません。もしそれでもだめなら、切り倒してください。』」 ルカによる福音書 13章8節~9節

身を挺して私たちを守られる方

ここでは二つの悲しい事件が語られます。人びとはこれらの事件が、亡くなった者たちの罪深さに起因する神からの罰であると考えました。 しかし、主イエスはその考えを真っ向から否定し、いちじくの木のたとえを話さ…

申命記 12章

あなたは、自分の好む場所で焼き尽くす献げ物をささげないように注意しなさい。ただ、主があなたの1部族の中に選ばれる場所で焼き尽くす献げ物をささげ、わたしが命じることをすべて行わなければならない。 申命記 12章13節~14節

自分の都合ではなく

申命記では、この章から約束の地における具体的な生活のあり方を定める律法が語り始められます。ここでは、献げ物との関連で、肉の取り扱い方について丁寧な解説がなされています。基本は血を食べないことです。し…

申命記 13章

預言者や夢占いをする者が…しるしや奇跡を示して、…実現し…「あなたの知らなかった他の神々に従い、これに仕えよう…」と誘われても、…耳を貸してはならない。…主はあなたたちを試し、心を尽くし、魂を尽くして、あなたたちの神、主を愛するか…知ろうとされる…。 申命記 13章2節~4節

試みも恵みとする

申命記では、この章から約束の地における具体的な生活のあり方を定める律法が語り始められます。ここでは、献げ物との関連で、肉の取り扱い方について丁寧な解説がなされています。基本は血を食べないことです。し…

申命記 14章

あなたの神、主の御前で、すなわち主がその名を置くために選ばれる場所で、あなたは、穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油の10分の1と、牛、羊の初子を食べ、常にあなたの神、主を畏れることを学ばねばならない。 申命記 14章23節

宝の民として歩む

14章ではすでに12章で語られた食べ物と祭儀のあり方について、改めて清い動物と汚れた動物の区別と、レビ人等に対する配慮の言葉が語られます。このところの中心にあるのは「主を畏れることを学ぶ」という言葉です…

申命記 15章

彼に必ず与えなさい。また与えるとき、心に未練があってはならない。このことのために、あなたの神、主はあなたの手の働きすべてを祝福してくださる。この国から貧しい者がいなくなることはないであろう。…生活に苦しむ貧しい者に手を大きく開きなさい。 申命記 15章10節~11節

富は神のもの

ここでは貧しくなってしまった同胞に対して気持ちよく貸し与えること、また奴隷となってしまった同胞についても、人としての丁寧な配慮をなすべきことが命じられています。その場合、貸し与えるのが負債免除の年の…

申命記 16章

あなたは、主がその名を置くために選ばれる場所で、羊あるいは牛を過越のいけにえとしてあなたの神、主に屠りなさい。その際、酵母入りのパンを食べてはならない。7日間、酵母を入れない苦しみのパンを食べなさい。あなたはエジプトの国から急いで出たからである。こうして、あなたはエジプトの国から出た日を生涯思い起こさねばならない。 申命記 16章2節~3節

いつでも初心に

このところで、神は祭りを通して二つのことを思い起こすよう求めています。一つは神が何をされたか、もう一つはイスラエルが何であったかです。具体的には三大祭りである「過越祭」、「7週祭」(ペンテコステ)、「…

申命記 17章

王は馬を増やしてはならない。馬を増やすために、民をエジプトへ送り返すことがあってはならない。「あなたたちは二度とこの道を戻ってはならない」と主は言われた。 申命記 17章16節

後戻りしない

申命記においては当然ながら、エジプトからの解放が強く意識されています。この所では、新たに民が王を立てようとするのなら、それは、必ず主が選ばれた王でなければならないことが確認されています(15節)。そこ…

ルカ 15章1-3節、11-32節

「父親は僕たちに言った。『急いでいちばん良い服を持って来て、この子に着せ、手に指輪をはめてやり、足に履物を履かせなさい。それから、肥えた子牛を連れて来て屠りなさい。食べて祝おう。この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったからだ。』」 ルカによる福音書 15章22節~24節

父親の愛

「放蕩息子」の話では、父親の2人の息子に対する愛があらわされます。父親は2人の息子に対して、同じように優しい言葉をかけます。それは2人のことを心から愛しているからです。父親が自分の財産を息子たちに分け与…