5月19日(火) 列王上7章
一本は南側に立てられて、ヤキンと名付けられ、もう一本は北側に立てられて、ボアズと名付けられた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』列王記上 7章21節
ソロモンの王宮と、神殿の庭を飾る青銅の器具の製作が描かれています。冒頭、ソロモンが神殿建設に要した七年の倍近い「十三年」をかけて自分の王宮を建てたという記述に、私たちは人間の栄華への執着と、忍び寄る危うさを感じ取ります。
そのような人間の弱さを支えるかのように、神殿の入口には象徴的な二本の柱が立てられました。それぞれ「ヤキン」と「ボアズ」と呼ばれています。ボアズは「力を持って」、ヤキンは「建てる」という意味です。合わせると「主が力をもって建てられる」という意味です。
専門家はこの柱は建物の屋根を支えてはいなかった、と考えています。これらは構造上の柱ではなく、信仰のモニュメントでした。神殿を訪れる人々は、門をくぐるたびにこの柱を見上げ、こう確認したのです。この国と神殿を支えているのは、ソロモンの財力でも、石の頑丈さでもない。主ご自身がこれを建て、主の力がこれを保っておられるのだ、と。
私たちの取り組む神の働きや人生も同様です。自分の努力や計画という柱だけで建物を支えようとすれば、やがて疲弊し、崩れてしまいます。しかし、私たちの入口にはヤキンとボアズが立っています。この信仰の柱こそが、教会と私たちの歩みを、真の意味で支えているのです。
【祈り】
教会も日々の歩みも、どうぞあなたが支えてください。









