あさのことば

信仰のないわたしを

放送日
2023年2月21日(火)
お話し
川杉安美(草加松原教会牧師)

川杉安美(草加松原教会牧師)

メッセージ: 信仰のないわたしを

 ごきげんいかがでしょうか。草加松原教会の川杉安美です。
 新約聖書マルコによる福音書9章24節に、興味深い言葉があります。「信じます。信仰のないわたしをお助けください。」です。何か矛盾した言い方のように聞こえます。

 これは、自分の子供をイエス様に救ってもらおうとした父親の話です。父親は、イエス様に言います。「おできになるなら、わたしどもを憐れんでお助けください。」(マルコ9:22)と。それに対して、イエス様が言われます。「『できれば』と言うか。信じる者には何でもできる。」(マルコ9:23)その言葉を聞いて、すぐに父親が叫んだのが、最初の言葉です。「信じます。信仰のないわたしをお助けください。」(マルコ9:24)

 たとえば、キリスト教のことを教えられて、信じるように勧められると、人によっては、一生懸命信じるように努力するとか、力んでしまうとか、そういうことがあります。しかし、疑いを持っていた父親は、イエス様から指摘されたとき、一生懸命信じるように努力したのではありません。疑いを持つ、あるいは信仰がない、そういう自分をそのままイエス様に委ねる、あずける、お任せする、ということをしたのです。信仰のないわたしを、そのままで、「イエス様、お助けください」と、イエス様に委ねたのです。それが、「信じます。信仰のないわたしをお助けください」という言葉になったのです。

 キリスト教は、自力で救われるのではない、イエス様によって救われるということです。信仰さえ自力ではないとも言えます。信じきれない自分をそのままイエス様にお任せし、委ねてしまうのです。イエス様が、そういう者を救ってくださるのです。

全ての番組からランダムに
  1. マタイ25章31-46節 神と共に生きる

  2. 詩編120編 平和をこそ、わたしは語る

  3. ふくいんのなみキャンプへあなたも(1) ジョイクリゲスト:芦田高之牧師(新浦安教会)

  4. 涙を変えて踊りに

  5. イエスの愛に触れたとき

  6. 黙示録17章 小羊の勝利にあずかる

  7. 神の作品として

  8. ある主の日の出来事(使徒20:7-12)

  9. 小さな朗読会166「ダビデと巨人」(「母と子の聖書旧約下」68章)

  10. わたしは世の光です