
今井献(仙台カナン教会牧師)
メッセージ:出世の道
おはようございます。仙台カナン教会の今井献です。
イエス・キリストは、救い主としての働きを始める直前、悪魔から多くの誘惑を受けました。悪魔が、世界のすべての国々をイエスに見せて、「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。…もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」(ルカ4:6-7)とささやきました。
これが誘惑であるのは、「十字架に架からなければならないメシアの役割などやめたらどうだ、オレと手を組めばすべてはお前のものだ、すべてを支配できるぞ、思うがままだ」というものです。「オレが持っている罪と死の力で支配ができるぞ」という誘いです。
エデンの園で、蛇がアダムをだまして木の実を食べさせたのも、「この実を食べると神のようになり、支配する者になれるぞ」という誘惑でした(創世記3:1-6参照)。
イエス様は、「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」(ルカ4:8)と聖書に書いてある、と言って、この誘惑を退けました。神に従って全世界を治める道を進む、ということです。十字架によって、罪と死の支配からわたしたちを解き放ち、永遠の命によって全世界を支配する、という道です。
わたしたちは、人を支配して思いのままに動かしたい、競争に勝って上に立ちたい、と願うものです。それができるなら、不正をしてもかまわない、手段を選ばない、と考えてしまうことがあります。これは、危険な誘惑です。
イエスは、この悪魔の誘惑に対して、ただ神に仕えること、すなわち、正直に生き、正しく働き、正当な評価を得ていく道があることを教えています。それが、人間らしい出世の道です。
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