6月27日(土) 詩編128編
シオンから
主があなたを祝福してくださるように。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』詩編 128編5節
「いかに幸いなことか、主を畏れ、主の道に歩む人よ」とあり、主の道に歩む人の幸いが歌われています(1節)。そこで幸いとして挙げられるのは、自分の手で労して得たものがすべて自分の食べ物となること、妻や食卓を囲む子ら、子孫がいることです(2、3、6節)。特別なことではなく、当たり前のことにも思えます。
しかし、エジプトで奴隷だったイスラエルの人びとにとって、自分の手で労して得たものがすべて自分のものとなるとは、決して当たり前ではありませんでした。家族が一緒に食卓を囲むことも決して当たり前ではなく、たとえばイサクの二人の息子、エサウとヤコブは仲違いし、ヤコブは家を飛び出してしまいました。信仰者の家族であっても理想的な家族でいられるわけではありません。
私たちの現実は、詩編の描く光景から遠く、痛みと破れを抱えたものだと言えるでしょう。いったいどうしたら、ここに描かれる幸いを得ることができるのでしょうか。
「シオンから、主があなたを祝福してくださるように」。祝福はシオンから来ます。シオン、すなわちエルサレムで十字架にかけられた主イエスから来るのです。十字架によって平和の礎を築かれた主が、本当は当たり前の幸いを真に実現してくださいます。主の平和の実現を祈ります。
【祈り】
主よ、私たちの家庭に、家族に、あなたの平和を成し遂げてください。


