リジョイス聖書日課

マタイ14章22-33節 嵐の中で伸ばされる救いの御手

放送日
2026年8月9日(日)
お話し
小澤寿輔(ウェストミンスター日本人教会牧師)

8月9日(日) マタイ14章22-33節

イエスはすぐ彼らに話しかけられた。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』マタイによる福音書 14章27節

 夜明け前、逆風と荒波に翻弄される弟子たちの舟に、主イエスは湖の上を歩いて近づかれました。「安心しなさい。わたしだ」という宣言は、かつてモーセに語られた神の御名「わたしはある」を思い出させます。主は自然界を統治なさる創造主であり、救いの神としての権威を現されました。

 その主イエスの言葉を聞いたペトロはすぐに元気を取り戻し、「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください」と願いました。「来なさい」と言ってくださる主を見つめている間、彼は水の上を歩けました。しかし、強い風を見た途端に沈み始めました。

 私たちの人生も同じです。困難という強風に目を奪われるとき、私たちは恐れに飲み込まれてしまいます。しかし、主は沈みゆくペトロに手を伸ばして捕まえ、引き上げてくださいました。主の救いの手は、私たちの疑いや弱さよりも速く、強いのです。

 主が舟に乗り込まれると、風は静まり、弟子たちは「本当に、あなたは神の子です」と信仰告白しました。

 あなたの人生の荒波がどれほど激しくても、万物の主であるこのお方が共にいてくださるなら、そこにはまことの平安があります。目に見える状況にではなく、あなたを離さない主の御手に全幅の信頼を寄せて歩みましょう。

 【祈り】

 主よ、嵐の中にあっても、あなたをまっすぐ見つめさせてください。