
佐野直史(国立聖書教会牧師)
メッセージ:人間関係を壊すものは何か
おはようございます。国立聖書教会の牧師、佐野直史です。
聖書のはじめ「創世記」には、神様が私たち人間を良いものとしてお造りになったことが記されています。しかし、最初の人アダムとエバの背きの罪により、人間は堕落し、世界には様々な痛みが生まれたことが記されています(創世記1-3章参照)。
アダムとエバは、エデンの園を追放されてしまいますが、神様の憐れみにより、外の世界でも生活していくことが許されました。二人には、二人の子どもが与えられ、兄はカイン、弟はアベルと名付けられました。やがて、カインは農家となり、アベルは羊飼いとなって、それぞれ与えられた働きの中で、神様に仕えて歩むようになりました。
ある時、カインとアベルは、神様に礼拝をささげるために、それぞれの収穫物を献げ物として持っていきました。けれども、神様が目を留められたのは、アベルの献げ物だけで、カインの献げ物には目を留められませんでした。カインはそのことに激しく怒り、弟を妬むようになりました。そして、その妬みは憎しみに変わり、カインはアベルを野原に連れ出して、殺してしまうのです(創世記4:1-8参照)。
平和な人間関係を壊したのは、他人との比較による妬み、怒り、憎しみという心の思いでした。聖書はそれを「罪」と呼び、すべての人がそれを抱えていることを語っています。
神様はカインに、「罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない。」(創世記4:7)と言われました。罪が、私たちの心の扉の前で、いつも待ち伏せており、私たちを支配し、その道具となるように求めていることをお語りになるのです。
私たちは、罪の道具ではなく、神の平和の器として用いていただけるように祈りたいと思います。
※あさのことばのプレゼント締切はその週の土曜日です。









