
佐野直史(国立聖書教会牧師)
メッセージ:壊れた世界の痛み
聖書のはじめ「創世記」には、神様が私たち人間とこの世界を良いものとしてお造りになったことが記されています。しかし、最初の人アダムとエバの背きの罪により、神様との良い関係が壊れ、この世界も、最初の良い状態から壊れてしまったことが記されています(創世記1-3章参照)。
神様は、アダムとエバに、「園の真ん中にある木からは、取って食べてはならない。食べると必ず死んでしまう」(創世記2:16参照)と約束しておられました。聖書において、「死ぬ」とは、ただ肉体が死んでしまうことだけではなく、何よりも、「神が共にいない」状態のことを意味しています。
実際、彼らが背きの罪を犯したとき、彼らの心臓はまだ動いていました。けれども、彼らは神との約束を破ったために、神と共に住んでいた楽園を追放され、「神が共にいない」世界の中を生きることとなったのです。
神が共にいない世界の中で、人は罪を持ち、人間関係は難しくなりました。また、働いて食べること、子どもを産むこと、育てることは大変なこととなりました(創世記3:12-18参照)。そして、「塵にすぎないお前は塵に返る」(創世記3:19)という神様の言葉によって、私たち人間は、やがて肉体も死ぬ者となりました。このように聖書は、神が共にいなくなったために、この世界には様々な痛みや破れがあることを語っているのです。
しかし、そのような世界のために、憐れみ深い神様は、もう一度、神が共にいるようになるために、一人の方を送ってくださいました。それが、神の御子イエス・キリストです。イエス様は、神と私たち人間との関係を回復し、もう一度、神が私たちと共にいるようになるために来られたお方なのです。
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