リジョイス聖書日課

サムエル下21章 深い愛情が王をも動かす

放送日
2026年2月9日(月)
お話し
西堀元(北神戸キリスト伝道所宣教教師)

2月9日(月) サムエル下21章

アヤの娘リツパは粗布を取って岩の上に広げた。…サウルの側女、アヤの子リツパのこの行いは王に報告された。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』サムエル記下 21章10-11節

 ダビデの治世に三年続けて飢饉が起こりました。ダビデは主に祈り、原因を知ります。昔、イスラエルの民はギブオン人と互いに平和に生きる契約を結んでいたにも関わらず(ヨシュア9章)、サウル王が契約を破りギブオン人を殺害したためです。

 そこでダビデは、神ではなくギブオン人に「どのように償えば主の嗣業を祝福してもらえるだろうか」と尋ねます。彼らはサウルの子孫から七人を殺して「さらし者」にすることを願います(6節)。ダビデはためらいつつも彼らの要求に応えました。

 さて、リツパはこの事件で自分の愛する息子を奪われ、母として大胆な行動に出ました。「粗布を取って岩の上に広げた。収穫の初めのころから、死者たちに雨が天から降り注ぐころまで、リツパは昼は空の鳥が死者の上にとまることを、夜は野の獣が襲うことを防いだ」のです。

 彼女は殺害を止められませんでしたが、沈黙の内になされた勇気ある行動が一国の王まで動かします。リツパの行動はダビデの目を開きます。ダビデも心動かされサウル家を丁重に葬りました。リツパの深い愛情からの行動によって、「神はこの国の祈りにこたえられた」(14節)のです。国を危機から救ったのは犠牲ではなく、心からの愛情でした。

 【祈り】

 神よ、人ではなくあなたを恐れ、愛において大胆に行動できる者にしてください。

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