リジョイス聖書日課

ヨハネ10章22-30節 羊飼いの声が聞こえてくる

放送日
2025年5月11日(日)
お話し
橋谷 英徳(関キリスト教会牧師)

5月11日(日) ヨハネ10章22-30節

「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨハネによる福音書10章27節

 メシア待望の思いが高まった「神殿奉献記念祭」の日のことです。ユダヤ人たちは主イエスに、「いつまで、わたしたちに気をもませるのか。もしメシアなら、はっきりそう言いなさい」と詰め寄ります(24節)。「気をもませる」という言葉は、宙に浮き続ける不安な状態を意味します。メシアであるなら納得させ、不安を解消するようにと求めたのです。

 主イエスはお答えになります。「わたしは言ったが、あなたたちは信じない」、「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う」と。

 ユダヤ人たちに欠けていた決定的なことがあります。それは身を屈めて、自分を捨てて聞き従うことです。それでは決して不安は消えません。

 若い日に信仰を持ったときのことを思い出します。「キリストのことは、わかって信じるのではないよ、信じたときにわかってくるのだよ」と教えてくださった方がありました。

 主イエスの答えは、断罪ではなく招きの言葉です。羊飼いである主イエスの声を聞いて、信じて従うとき、主イエスが救い主であることがわかるようになるのです。わたしが承認するのでも、捕らえるのでもありません。羊飼いの声、その恵みがわたしを捕らえ導きます。信じて従うとき、不安は消え、確かさが与えられます。

 【祈り】

 羊飼いである主よ、あなたの声を聞いて今、あなたに従います。

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