三川共基(松戸小金原教会牧師)
メッセージ: 死そのものを死に至らしめた
おはようございます。松戸小金原教会の三川です。
あなたと共にイースターをお祝いできることが、とても嬉しいです。教会は、イエス・キリストが死から復活したことを信じています。そのイエスは、この世界や人々に平和と赦しをもたらすお方です。私も、このことを信じています。
イエスは、人々の憎しみや嫉妬のゆえに、十字架につけて殺されました。しかし、神がそのイエスを復活させられ、イエスは今もなお、復活した命に生きています。そのイエスは、復活した後、まずは自分の弟子たちに出会いました。十字架の死の直前、自分を見捨てて逃げていった弟子たちにです。それは、怒りや罰を与えるためではありませんでした。その反対に、弟子たちを赦し、心に負っている苦しみを取り除くためでした。
イエスは、弟子たちに「平和があるように」と言い、弟子たちはその一言によって、苦しみや恐れや不安や罪悪感から解放されました。イエスのその一言で、自分たちが赦されたと知ったからです。いや、赦す以前に、イエスが怒ってはいなかったことを悟りました。
イエスが、自分の命を失うことにも寛容だったというばかりではありません。死そのものを死に至らしめて、復活の力にイエス自身が生きているからです。死そのものや、私たちの心を萎えさせるような、悪の思いを克服しているからです。
イエスは、弟子たちを同じ生き方へと招きます。そして今、あなたのことをも招いています。