あさのことば

竹が割れた

放送日
2013年5月30日(木)
お話し
三川栄二(稲毛海岸教会牧師)

三川栄二(稲毛海岸教会牧師)

メッセージ: 竹が割れた

 いかがお過ごしですか。三川栄二です。
 これまで生きてきた中には、厳しい道を通されたことが何度もありましたが、それでも何とか乗り越えてくることができました。
 しかし昨年起きた出来事で、わたしは精神的に倒れてしまい、立ち上がることができなくなりました。心が折れてしまい、挫折してしまった。しかし、その時星野富弘さんの詩に出会いました。

 「竹が割れた。こらえにこらえて倒れた。しかし竹よ、その時おまえが、共に苦しむ仲間達の背の雪を、払い落としながら倒れていったのを、わたしは見ていたよ。ほら 倒れているおまえの上に、あんなに沢山の仲間が起き上がっている」。

 そこには雪に埋もれた竹の絵が描かれていました。雪が積もり、その重みに耐えきれず、一本の竹が倒れてしまったのです。しかしそのとき同じように重荷に耐えかねている、他の竹に積もった雪を払い落としながら倒れていった、それによって他の竹は起き上がることができたのです。
 そのとき自分は苦しみながら奉仕を続けていました。そんな奉仕ではよい働きができないと申し訳なく思っていました。しかしその苦しみの中から絞り出すようにして語る言葉にも意味はある。それが他の人を立ち上げる言葉となるかもしれない、そう励まされて、奉仕を続けました。挫折することにも深い意味があることを教えられました。

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