あさのことば

死にて死に勝ち

放送日
2012年8月17日(金)
お話し
杉山昌樹(新座志木教会牧師)

杉山昌樹(新座志木教会牧師)

メッセージ: 死にて死に勝ち

 いかがお過ごしですか。新座志木教会の杉山です。
 主イエスのご復活をお祝いします賛美歌の中に、「死にて死に勝ち」(讃美歌148)という一節があります。これとよく似た表現が新約聖書ヘブライ人への手紙にもあります。「死をつかさどる者、つまり悪魔をご自分の死によって滅ぼし」(2:14)。悪魔というとそれだけで非現実的な気がしますが、しかし、聖書は悪魔の働きは「死の恐怖を用いて、人を生涯奴隷とする」ことなのだとしております。

 わたしたちがあまりにも死を恐れるので、それをちらつかせるだけで何でも言うことを聞かせることができるということを悪魔は知っていて、それを利用するというのです。「命あってのものだね」と言いますが、命にこだわって奴隷のようになってしまっては本末転倒です。
 けれども、聖書は語ります。イエス様が死なれたという事実において、悪魔に対する勝利が起こったと。なぜでしょうか。それは悪魔が死の恐怖という武器を失ったということです。言い換えますと、人は死の恐怖におびえなくても良くなったということです。なぜか。それはイエス様が人間として、死を完全に体験してくださったからです。

 神様の祝福そのもの、命そのものであるイエス様が死を味わい尽くしてくださったことで、死すら、もはや呪いではなくなっというのです。わたしたちの死の場所に、死の時にイエス様が共にいてくださるので、その死はもはや呪いでも恐れでもなくなってしまうのです。

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