あさのことば

ルカによる福音書5章から(1)

放送日
2012年1月9日(月)
お話し
木村香(川越教会牧師)

木村香(川越教会牧師)

メッセージ: ルカによる福音書5章から(1)

 新年をいかがお過ごしでしょうか。川越教会の木村香です。今年もどうぞよろしくお願いします。

 ルカによる福音書の5章に、レビという人が登場します。仕事は徴税人、税金を集める役目でしたが、当時の徴税人は多くの人が不正をした上に、同胞のユダヤ人から税金を集めローマに貢ぐ、というので大変に嫌われていました。レビもそんな人だったかも知れません。イエス様は他の誰も相手にしなかった人に近づかれます。誰も友達にしたくないレビに声をかけ、わたしに従いなさい、とおっしゃいます。

 驚くことに「彼は何もかも捨てて立ち上がり、イエスに従った」と書かれています。訳も分からずについていく、というのとは違います。それなら迷信と変わりません。レビはこれまで何回かイエス様の説教を聞いていました。そのお言葉によって心に罪の痛みを感じていたのです。自分にも、仕事にも。イエス様と人格的に出会い、お言葉を聞き、納得して、信じて従いました。レビの、「何もかも捨てて」を割引してはいけないと思います。収入の良い徴税人の仕事は空きができればすぐに埋まってしまいます。後戻りできない、しない決心で、イエス様について行きました。レビは徴税人という職業にある限り、罪から逃れられず、イエス様に従うことができませんでした。それで仕事を捨てました。

 わたしたちも何もかもしっかり握りしめたまま、自分のしたいことを先にする、時間があったらついでにイエス様のお言葉を聞きましょう、ではだめなのです。きついことを言うようですが、イエス様と向かい合うのは真剣でなければなりません。

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