ご自身の約束に真実な主 | エレミヤ書 28章

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エレミヤ書 28章

そこで、預言者エレミヤは主の神殿に立っていた祭司たちとすべての民の前で、預言者ハナンヤに言った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エレミヤ書 28章5節

ご自身の約束に真実な主

このときエレミヤが対決したハナンヤは、彼より恐らくはるか年長の預言者でした。ハナンヤは、祭司とすべての民の前で「万軍の主はこう言われる。…2年のうちに、わたしはバビロンの王ネブカドネツァルがこの場所から奪って行った主の神殿の祭具をすべてこの場所に持ち帰らせる」と、偽りの預言をし、人びとを安心させました(2、3節)。そのときエレミヤは毅然と対決し、彼に告げました。「主はお前を遣わされていない。…お前は今年のうちに死ぬ。主に逆らって語ったからだ」(15、16節)。ハナンヤはその言葉どおりに2ヶ月後に死にました。主はこのことを通してエレミヤが主の預言者であることを人びとに証明されました。

エレミヤが預言者として召されたとき、彼は「わたしは語る言葉を知りません。わたしは若者にすぎませんから」(1章6節)としり込みしました。しかし主は、「彼らを恐れるな。わたしがあなたと共にいて、必ず救い出す」(同8節)と約束されました。主は真実な方です。対決者を前にした孤独なエレミヤと共におられ、救い出してくださいました。

主は無力な私たちをもご自身の証人として召してくださり、そのために必要な勇気と知恵と力を与えてくださるお方です。主に全幅の信頼を寄せ、仕えてまいりましょう。

【祈り】

あなたに信頼し、あなたの召しに従う、生きた信仰を与えてください。

後藤 公子(中津川伝道所)