主が成就した清めの儀式と犠牲の血 | レビ記 14章

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レビ記 14章

祭司は焼き尽くす献げ物と穀物の献げ物を祭壇で燃やしてささげる。祭司がこうして、彼のために贖いの儀式を行うと、彼は清くなる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 レビ記 14章20節

主が成就した清めの儀式と犠牲の血

きょうの箇所には、重い皮膚病を患った人が祭司によって清めの儀式を受けるときの規定が記されています。この儀式は8日間にわたって行われるもので、前半の清めの儀式と後半の贖罪の儀式がセットで行われます。その間の7日間は、「清くなった」状態となり、宿営に戻ることができますが、引き続き自分の天幕の外にいなければならず、8日目の儀式の備えをしながら待ちます。

汚れた者として隔離されていた困難の時を思い起こしながら、あらためて、そこにも神の御手があったこと、祈りが聞かれたことを感謝し、救われた喜びを心に刻む期間となったことでしょう。

そして8日目に贖罪の儀式を献げますが、そこで屠った雄羊の血を清めの儀式を受ける者の右の耳たぶ、右手の親指、右足の親指に塗ります。この儀式を経て、彼は全く清くされたものとして再び神の民として生きることができるのです。

この犠牲の血は、やがて来られる主イエスの十字架の贖いを予表しています。そして清めの儀式は、主イエスが来られた後の教会では、洗礼へと引き継がれます。私たちも受洗の時のことを思い起こし、主イエスの十字架の犠牲によって救われた喜びを改めて噛み締めたいと思います。

【祈り】

聖なる神よ。主イエスの十字架の血潮によって清められ神の民とされたわたしを受け入れてください。

草野 誠(湖北台教会)