民数記 21章
イスラエルは主に誓いを立てて、「この民をわたしの手に渡してくださるならば、必ず彼らの町を絶滅させます」と言った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 民数記 21章2節
主がわたしと共におられるから
伊藤 築志(田無教会)
イスラエルは主に誓いを立てて、「この民をわたしの手に渡してくださるならば、必ず彼らの町を絶滅させます」と言った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 民数記 21章2節
伊藤 築志(田無教会)
2024年9月の聖書日課をまとめて表示します。
「民数記」の聖書日課をまとめて表示します。
伊藤 築志が担当した聖書日課をまとめて表示します。
主の民イスラエルは、かつて、約束の地に強い民族が住んでいると聞き、おじけづいて、カナンに攻め上ることをためらいました。(13、14章)。その後、自分たちの過ちに気づいた民の中から、カナンに攻め上ろうと立ち上がる者たちも出ましたが、そのときには神が共におられなかったので、彼らは逆にカナン人に撃退されてしまいました(14章40~45節)。
そのような出来事から40年ほどが経過し、再び主の民がカナンと戦うときが訪れました。今度は、40年前の過ちを繰り返さないよう、民は神に誓いを立てました。その誓いは、神が民と共におられ、神がカナン人を主の民の手に渡してくださるならば、という条件付きです。自力で戦い、自力で勝利しようとは考えない、謙虚な誓いです。そしてそれは、「必ず…絶滅させます」という誓いでした。絶滅とは、戦利品を手元に残さずにすべてを神にささげ尽くすことです。神はこの言葉を聞き入れ、主の民を勝利に導かれました。民はその勝利を、神にささげました。
私たちの今日の営みも、主が共におられればこそ、首尾よく進みます。きょうの実りは、主の恵みによる成果です。主に感謝して受けましょう。
【祈り】
わたしがきょう受け取るものによって、わたし自身を誇るのでなく、主をほめたたえることができますように。