兄弟の持つ賜物を妬まない | 民数記 12章

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民数記 12章

モーセという人はこの地上のだれにもまさって謙遜であった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 民数記 12章3節

兄弟の持つ賜物を妬まない

昨日の聖書箇所で、神がモーセに授けていた霊の一部を取って70人の長老に授けられたとき、モーセの従者ヌンの子ヨシュアは、長老たちが預言状態になるのを止めさせようとしました。しかし、モーセは自分の霊が他の人に分け与えられることを妬むのではなく、むしろ「主の民すべてが預言者になればよいと切望している」と言っていました(11章29節)。

ところが、モーセの最も身近な兄姉であるアロンとミリアムがモーセに対して妬みを起こしてしまいました。2人は、神がモーセを通してのみ語ることを妬み、弟モーセを批判したのでした。

神の怒りは激しいものでした。モーセ自身の執り成しにも関わらず、ミリアムは重い皮膚病となり、7日間宿営の外に隔離されなくてはなりませんでした。

神は、私たちにそれぞれに応じた務めと賜物を与えてくださいます。共に生きる人たちが神の霊に満たされ、神の言葉を語ることができるように願うのは大切なことです。隣人の持つ賜物を羨んだり妬んだりすることはありません。神が自分に与えてくださる賜物を感謝し、務めを誠実に担う。そのようにして神の民は建て上げられるのです。

【祈り】

主よ、きょうわたしに与えてくださる務めを確かに教えてください。必要な賜物を十分に与え、務めを担わせてください。

長田 詠喜(新所沢伝道所)