わたしは決して黙さない | イザヤ書 62章

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イザヤ書 62章

シオンのために、わたしは決して口を閉ざさず
エルサレムのために、わたしは決して黙さない。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 62章1節

わたしは決して黙さない

預言者はエルサレムのために「決して黙さない」と宣言します。預言者は、黙ることなく、メッセージを語り続けます。「彼女の救いが松明のように燃え上がるまで」(1節)と言われているように、絶望の中にある人びとに、主の光が照らされ、救いが与えられる「まで」です。

その救いの時、エルサレムは「夫を持つもの」と呼ばれると宣言されています(4節)。聖書の中で、神とエルサレムの関係を「結婚」にたとえる箇所がいくつかありますが、本日の箇所もその一つです。

11節で、「見よ、あなたの救いが進んで来る」と言われます。エルサレムに救いがやってくる。その事実を見上げ、礼拝するエルサレムに諸国の人びとが集まることを呼び掛けています。新約聖書の光に照らせば、エルサレムを教会にたとえることができます。救いの喜びを分かち合う場所、それが教会です。

私たち一人ひとりに3節の御言葉が与えられています。「あなたは主の御手の中で輝かしい冠となり、あなたの神の御手の中で王冠となる」。私たちは神の御手の中の冠なのです。だから私たちも黙していることはできません。主の恵みを証ししないではいられないのです。私たちは主の喜びを分かち合う者として召されています。

【祈り】

神様。あなたの恵みがきょうも私たちに差し込みます。あなたの恵みを分かち合う者とさせてください。

高内 信嗣(山田教会)