箴言 7章
戒めを守って、命を得よ。
わたしの教えを瞳のように守れ。
それをあなたの指に結び、心の中の板に書き記せ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 箴言 7章2節~3節
どうしたら誘惑に陥らない?
橋谷 英徳(関キリスト教会)
戒めを守って、命を得よ。
わたしの教えを瞳のように守れ。
それをあなたの指に結び、心の中の板に書き記せ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 箴言 7章2節~3節
橋谷 英徳(関キリスト教会)
2024年4月の聖書日課をまとめて表示します。
「箴言」の聖書日課をまとめて表示します。
橋谷 英徳が担当した聖書日課をまとめて表示します。
7章では、罪の誘惑に陥ることの恐ろしさが赤裸々に描かれています。ここでは特に男性に対してだけ語られているように見えます。しかし、罪の誘惑は性別、年齢を問わず、誰にでも襲いかかります。そして、私たちは自分自身で誘惑に立ち向かうことはできません。私たちは、誘惑に陥ったことに気づかないことがあると、ここでは語られています。どうしたらよいのでしょうか。どうすれば私たちは誘惑から身を守ることができるのでしょうか。
きょうの聖書は、そのような私たちに語りかけています。鍵は「戒め」、「教え」、つまり神の「御言葉」にあります。御言葉に生きることです。「わたしの教えを瞳のように守れ」と言われます。また「指」や「心の中」についても語られます。
ルターは悪魔の誘惑への最も有効な手段は「笑い」だと言いました。ルターが言った「笑い」とは主イエスの十字架と復活の福音の喜びのことです。御言葉に生きるとは福音に生きることです。御言葉は、神の愛、主イエスの愛を示します。わたしの瞳、指、心まで恵みに満たされます。繰り返し、繰り返し、そのように御言葉を味わい、福音の恵みにあずかっていきます。キリストの愛と平和、そして恵みが刻まれていきます。そのとき、恐ろしい誘惑からも必ず守られます。
【祈り】
主イエスの愛によって、私たちをあらゆる誘惑から守ってください。