モーセ、主を信じる | 出エジプト記 4章

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出エジプト記 4章

モーセは逆らって、「それでも彼らは、『主がお前などに現れるはずがない』と言って、信用せず、わたしの言うことを聞かないでしょう」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 4章1節

モーセ、主を信じる

4章を理解する鍵の言葉は、「信用(信じる)」です。モーセは、主の派遣命令を固辞しました。エジプトの同胞たちが彼を主が遣わされた者と信用しないだろうと言います。

そこで主はモーセに二つのしるしを与えられました。杖を蛇に変える奇跡と、モーセの手を重い皮膚病にし、それを癒す奇跡です。それでも同胞が信じなければ、ナイル川の水を血に変える奇跡を行う力をモーセに与えると、主は約束されました。

しかし、モーセは主を信じませんでした。今度は、自分が口下手であると言って、固辞しました。そこで主はモーセに「わたしは主ではないか」と宣言し、「一体、誰が人間に口を与えたのか」と言われました。しかし、モーセは固辞し続けました。主は、お怒りになりながらも、へりくだられ、忍耐強くモーセを説得し続けます。彼の兄アロンが彼の口となり、彼に代わって語ると告げられます。

こうしてついにモーセは主を信じてエジプトに帰ります。すると、彼の命を求めていた者たちは皆、死んでいました。また、アロンが彼の口となり、彼がイスラエルの民の前でしるしを行なうと、それを見て彼らはモーセを信じました。主なる神こそが信じる心を与えてくださるお方です。

【祈り】

主なる神よ、あなたはモーセを遣わすだけではなく、彼に信仰を与え、使命を果たせるようにしてくださいました。感謝します。

足立 正範(上諏訪湖畔教会)