男の子の名はモーセ | 出エジプト記 2章

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出エジプト記 2章

その子はこうして、王女の子となった。王女は彼をモーセと名付けて言った。「水の中からわたしが引き上げた(マーシャー)のですから。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 2章10節

男の子の名はモーセ

主なる神は、どのようにイスラエル人の出エジプトを備えられたのでしょうか。主は一人の幼子を備えられました。その子の名はモーセです。

エジプトの王がイスラエル人の男児をナイル川に捨てよと命令する状況のもと、一人のレビ族の男が同じレビ族の娘と結婚し、男の子が生まれました。母は、3か月の間、隠して育てました。それ以上は隠しきれなかったので、防水加工を施したパピルスの籠の中に入れ、ナイル川の岸の葦の茂みの間に置きました。

男の子には姉がいました。姉が弟を見守っていると、王の娘が水浴びのためにナイル川に下りて来ます。娘は葦の茂みの間にある籠を見つけ、侍女に取って来させます。王の娘はその籠に男の子を見つけました。彼女はヘブライ人の子であることに気づいて、ふびんに思いました。

そのとき、女の子の声が聞こえました。「この子に乳を飲ませるヘブライ人の女を呼んで参りましょうか」。すると、王の娘は「そうしておくれ」と応えます。女の子は男の子の母を彼女のもとに連れて来ました。

こうしてモーセは母に引き取られて、王女の子として育てられました。主なる神は、不思議な仕方でモーセの生きる道を開き、イスラエルの指導者として備えてくださったのです。

【祈り】

主よ、私たちはこの世に生まれ、この世に生きます。そのすべてにあなたの導きがあることを感謝します。

足立 正範(上諏訪湖畔教会)