弱いものに思いやりのある人 | コリントの信徒への手紙一 41編

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コリントの信徒への手紙一 41編

いかに幸いなことでしょう
弱いものに思いやりのある人は。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 41編2節

弱いものに思いやりのある人

私たちは、この世界では、「強いもの」がたくさんの利益を得て、「弱いもの」が損をしているように思える時があります。もし「弱いもの」が損をする世界であれば、「弱いもの」は、最終的に見捨てられ、「強いもの」だけが生き残っていきます。生き残りたければ、「強いもの」になって、自分の力で生きる道を勝ち取っていかなければなりません。このように「強いもの」しか生き残れない世界であるならば、これほど悲しいことはありません。主なる神は、「強いもの」しか生き残ることができない世界を望んでおられるのでしょうか。

詩編41編では、冒頭で「弱いものに思いやりのある人」が祝福されています。この世界を造り動かしておられる主なる神は、決して「強いもの」だけが生き残る世界を望んではおられません。むしろ神は、「弱いもの」に思いやりをもって接することを望んでおられます。

私たちは、神の助けがなければ一瞬たりとも生きていくことはできません。その意味で、私たちも「弱いもの」です。私たちは、自分自身も「弱いもの」であることを自覚したいと思います。その上で、「弱いものに思いやりのある人」として生きていきたいと願います。

【祈り】

神よ。きょうも「弱いもの」に目を向けて、自分にも隣人にも思いやりをもって生きていくことができますように。

未定