逃れる道をも備えられる真実な神 | コリントの信徒への手紙一 10章

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コリントの信徒への手紙一 10章

神は…あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 10章13節

逃れる道をも備えられる真実な神

神は、エジプトで奴隷として虐げられていたイスラエルの民を救うためにモーセを遣わし、エジプトに十の災いを下して、民をエジプトから救い出されました。しかし、エジプトから救われた民は、すぐには乳と蜜の流れる約束の地に入ることはできませんでした。むしろ40年間も荒れ野をさまようことになり、ほとんどの人はそこで死に絶えてしまったのです。

コリントの教会には、偶像礼拝に影響された人たちがいたようです。この世と調子を合わせて生きようとする人たちもいましたが、そのような人たちにパウロは、「出エジプトを導かれた神を思い起こすとともに、神に背いて滅ぼされてしまった人たちのことを思い起こしなさい」というのです。

神はかつて天からマナを降らせ、彼らが生きるために必要なあらゆるものを備えて、守り導いてくださいました。私たちにも同じように、すべての必要を満たして、守り導いてくださいます。ですから、神と共に生きる者は恐れることはありません。

「神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます」。

【祈り】

主なる御神よ、今も生きて働いておられるあなたの恵みを覚えて、御心に従って生きることができますように。

遠山 信和(静岡教会)