繰り返し御使いを遣わす神 | 歴代誌下 36章

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歴代誌下 36章

先祖の神、主は御自分の民と御住まいを憐れみ、繰り返し御使いを彼らに遣わされたが、彼らは神の御使いを嘲笑い、その言葉を蔑み、…愚弄した。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 36章15節~16節

繰り返し御使いを遣わす神

歴代誌下36章には、南ユダ王国が滅亡する内容が記されています。北イスラエルとは違って、南ユダは神の御心にかなった何人かの王が与えられ、礼拝改革がなされるなど、神の民として相応しい姿もありました。けれども、ヨシヤ王の死後四代にわたり、主の目に悪とされることを行いました。特に最後の王ゼデキヤは、神の言葉を語る預言者をないがしろにし、その王のもとで祭司長たちのすべても民と共に諸外国の忌むべき行いに倣って罪に罪を重ねました。

神は、そのような罪を重ねる王とその民を憐れみ、繰り返し御使いを彼らのために遣わされましたが、彼らはその神の憐れみを受け入れませんでした。この書物は、ユダの滅亡が不信仰によることを指摘するばかりでなく、このような裁きを通して地が安息を取り戻したと語っています。

神は忍耐強い方です。罪人が神の前に立ち帰るように何度も繰り返して神の御使いを遣わされる方です。そして、最後は神の愛する独り子イエス・キリストを遣わし、十字架の死を通して罪を贖ってくださる方です。その神の深い愛と恵みを、私たちは心から受け入れたいと願います。

きょうもそのような愛と憐れみ豊かな神に、すべてを委ねて生きる一日となりますように。

【祈り】

罪を犯し、悔いてはまた犯す愚かな者である私たちのために救いを与えてくださった神に感謝します。

申 成日(広島教会)