歴代誌下 33編
主に従う人よ、主によって喜び歌え。
主を賛美することは正しい人にふさわしい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 33章1節
賛美は正しい人にふさわしい
申 成日(広島教会)
主に従う人よ、主によって喜び歌え。
主を賛美することは正しい人にふさわしい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 33章1節
申 成日(広島教会)
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神を賛美する喜びから始まる詩編です。神への礼拝において、賛美は大切な要素の一つです。ただ、歌うことが苦手な方もいらっしゃいます。それゆえに、神を賛美するなど自分にはふさわしくないと感じる方もおられるでしょう。しかし、きょうの詩編によれば、主を賛美することにふさわしいのは上手に歌える人ではなく正しい人です。
では、正しい人とはどのような人でしょうか。4節には「主の御言葉は正しく、御業はすべて真実」とあります。それゆえ、正しさは御言葉と御業に深く結びついています。主は御言葉によって世界を創造されました(6節)。また、御言葉によって世界を治めておられます(9節)。正しく世界を造られ、正しく世界を治めておられる主は、主を畏れる人、主の慈しみを待ち望む人に御目を注いでくださいます(18節)。
このようにして示されている主の正しい御言葉と正しい御業を、歌い手は待ち望んでいます。なぜなら、自らの内に正しさがなく、自らの力で立つことができないからです。このように、自らの弱さを知り、それゆえに御言葉と御業を求める人こそ正しい人です。主はそのような人に御目を注ぎ、神を賛美する喜びを与えてくださいます。
【祈り】
主よ、自らの弱さのなかで御言葉と御業を待ち望む我らに、あなたを賛美する喜びを与えてください。