正義と愛の実を刈り入れる | ホセア書 10章

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ホセア書 10章

恵みの業をもたらす種を蒔け
愛の実りを刈り入れよ。
新しい土地を耕せ。
主を求める時が来た。
ついに主が訪れて
恵みの雨を注いでくださるように。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ホセア書 10章12節

正義と愛の実を刈り入れる

イスラエルの民に対して、主は「恵みの業をもたらす種を蒔け、愛の実りを刈り入れよ」と命じられました。この「恵みの業」とは「正義」のことです。それゆえ、主がイスラエルに求められたのは、「正義の種を蒔き、愛の実を刈り入れること」です。新しい土地を耕して、正義の種を蒔き、愛の実りの収穫を多く得ることが求められました。それが契約の神の民に求められていたことです。

私たちキリスト者は、新しいイスラエルと呼ばれる契約の民です。その私たちに求められていることも同じです。正義の種を蒔き、愛の実りを刈り入れることです。

イスラエルはこの主の委託に応えることができませんでした。それゆえ、滅びに定められます。このイスラエルの歩みは、まさに私たちへの警告です。イスラエルと同様、私たちにも多くの恵みが神から与えられています。この神の恵みに誠実に応えるのでなければ、私たちも裁きを免れることはできません。

イスラエルは「偽る心」「ふたごころ」を持ちました(2節)。私たちはそうであってはなりません。主なる神の誠実に対して、真実にお応えしていくことが何より求められています。「ついに主が訪れて、恵みの雨を注いでくださるように」と願いつつ。

【祈り】

主なる神よ。偽る心を持たず、神の誠実に真実にお応えして歩んでいかせてください。

袴田 康裕(神戸改革派神学校)