マタイによる福音書 14章22-33節
イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 14章31節~32節
安心しなさいわたしだ恐れるな
望月 信(鈴蘭台教会)
イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 14章31節~32節
望月 信(鈴蘭台教会)
2023年8月の聖書日課をまとめて表示します。
「マタイによる福音書」の聖書日課をまとめて表示します。
望月 信が担当した聖書日課をまとめて表示します。
主イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸に先に行かせます。しかし、弟子たちの乗った舟は逆風のため、波に悩まされ、漕ぎ進めることができません。夜の間中、弟子たちは不安な思いで湖の上をさまよったでしょう。主イエスに放り出されたように感じたかもしれません。けれども、真実には彼らは孤独ではありません。主は山の上で彼らのために祈っておられたに違いないからです。
夜が明けるころ、おそらく漕ぎ疲れて、もっとも助けが必要とされたとき、主イエスは弟子たちのところに行かれます。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」とおっしゃって、弟子たちを励まされます。
湖の上を歩く主イエスのそばに行きたいと思ったのでしょう、ペトロは「主よ、あなたでしたら、…水の上を歩いてそちらに行かせてください」と願います。「来なさい」との主の答えで、ペトロは水の上を歩いて主のもとに向かいます。主を見つめているとき、ペトロは歩いて進むことができました。けれども、強い風に気を取られると、沈みかけました。
私たちも、周りのことに気を取られて、主イエスから目をそらしてしまうことがあります。主は、すぐに手を伸ばして捕まえ、疑うことから信じることへと私たちを立ち帰らせてくださるお方なのです。
【祈り】
主イエスに目を注ぎ、主に助けを求めて歩む者であらせてください。