イザヤ書 12章
その日には、あなたたちは言うであろう。
「…
主にほめ歌をうたえ。
主は威厳を示された。
全世界にその御業を示せ。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 12章4節~5節
全世界にその御業を示せ
吉田 謙(千里摂理教会)
その日には、あなたたちは言うであろう。
「…
主にほめ歌をうたえ。
主は威厳を示された。
全世界にその御業を示せ。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 12章4節~5節
吉田 謙(千里摂理教会)
2023年6月の聖書日課をまとめて表示します。
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11章で預言されたように、ダビデの血筋から出る救い主によって神を知ることが全地に行き渡った時のことです。人びとは言いました。「主よ、わたしはあなたに感謝します。あなたはわたしに向かって怒りを燃やされたが、その怒りを翻し、わたしを慰められたからです」(1節)。神は激しく怒っておられたのに、救い主のゆえに怒りを静め、慰めの言葉をかけてくださった、と言うのです。
私たちもキリストを信じた時に、同じような赦しの恵みを体験したのではないでしょうか。神の怒りによって滅ぼし尽くされても何も文句が言えないような私たちが、神の一方的な憐れみによって救われたのです。これはまさしく奇跡でしょう。
人びとはさらに言いました。「主は威厳を示された。全世界にその御業を示せ」と。赦され、心に深い喜びを持つ人びとは、自分が受けた恵みを全世界に知らせようとするのです。私たちも同じではないでしょうか。キリストの十字架の赦しの恵みを体験した者は、あえてこの喜びを告げ知らせよと言われなくても、この喜びの知らせを、あの人にも、この人にも知ってもらいたいと切に願うものでしょう。そしてこの喜びの体験を、喜びと感謝をもって人びとに告げ知らせていくのです。
【祈り】
キリストの赦しの恵みを常に心に刻みつつ、喜びをもって福音を告げ知らせる者とならせてください。