主の幕屋に宿る人 | 詩編 15編

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詩編 15編

主よ、どのような人が、あなたの幕屋に宿り
聖なる山に住むことができるのでしょうか。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 15編1節

主の幕屋に宿る人

主の幕屋に宿り、聖なる山に住むことができる人とは、「完全な道を歩き、正しいことを行う人…」とあります。そのような人が神の救いにあずかることができると言うのです。救われるためには、それに相応しく節制し、正しい生活を守らなければならない。それはその通りでしょう。しかし、私たちは神の御前に正しく生きることのできない罪人です。どうしたら完全な道を歩くことができるのでしょうか。

罪の中にある私たちのために御子イエス・キリストが与えられました。私たちは、何かをしっかり守ったから救われるのではなく、ただ神の恵みと憐れみによって救われます。神の独り子であるお方が私たちと同じ人間となって、私たちの罪をすべて背負って十字架に死んでくださいました。主イエスは、ご自分を無にして、十字架の死に至るまで父なる神に服従してくださいました。このお方の徹底した服従によって、私たちに救いがもたらされたのです。

この主イエスの道を歩むときに、私たちも完全な道を歩む者とされます。私たちに与えられた救いの完成は、主イエスが私たちを父なる神の家に招き迎えてくださり、主イエスがおられるところに私たちもいるようにしてくださるということです。

【祈り】

主イエスによってもたらされた救いの恵みを信じ、それに信頼して自由に生きることができますように。

坂本 紀夫