「羊の囲い」と「良い羊飼い」のたとえ | ヨハネによる福音書 10章1-21節

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ヨハネによる福音書 10章1-21節

「はっきり言っておく。わたしは羊の門である。…わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 10章7節、11節

「羊の囲い」と「良い羊飼い」のたとえ

「羊の囲い」のたとえで、主イエスはご自身を「羊の門」と宣言されます。また、その門を避ける人は盗人であり、強盗であると主イエスは厳しく指摘されます。これは、当時の宗教的指導者をはじめとするユダヤ人に対する警告でした。彼らは、羊の門である主イエスを拒否して、受け入れようとしなかったからです。

旧約聖書には、神がご自分を羊飼いに、イスラエルの民をその羊の群れにたとえている御言葉があります(詩23編1節、80編2節、イザ40章11節など)。まことの神は羊を養う良い羊飼いであられ、イスラエルの民はその羊の群れです。

主イエスは「良い羊飼い」のたとえを通して、2回、「わたしは良い羊飼いである」とおっしゃいました。主イエスは、羊に命を与えるため、しかも豊かに与えるため来られた方です。私たちは、この良い羊飼いである主イエスを通して、まことの救いに入れられます。

「この囲いに入っていないほかの羊もいる」。こうおっしゃって、主イエスは、旧約の神の民である人びとだけでなく、私たち異邦人をもこの囲いの中へと招かれます。まことの羊の門はただ主イエス・キリストお一人です。すべての人がこの門から入るよう招かれています。

【祈り】

羊の門から入り、良い羊飼いである主イエスに依り頼み、福音を全世界に広める者とならせてください。

金 起泰(勝田台教会)