エマオの途上で現れる | ルカによる福音書 24章13-35節

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ルカによる福音書 24章13-35節

そして、モーセとすべての預言者から始めて、聖書全体にわたり、御自分について書かれていることを説明された。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 24章27節

エマオの途上で現れる

二人の弟子が、エルサレムからエマオという村へ向かいながら、エルサレムで起こっていた主イエスに関する一切の出来事を話し合っていました。二人は、復活の主イエスご自身が近づいて一緒に歩いておられるにもかかわらず、暗い顔をしていました。彼らは、主イエスの十字架の意味が分からず、「イエスは生きておられる」との天使の言葉(23節)を信じることもできていませんでした。主の復活の日であったのに、失望と絶望で心がいっぱいでした。

そこで復活の主は、「ああ、物分かりが悪く、心が鈍く預言者たちの言ったことすべてを信じられない者たち」と二人を諭されます。そして、十字架の苦しみを受けて栄光に入れられることは旧約聖書の預言の成就なのだと説明して、二人を力づけます。

ここに福音の真髄があります。イエスは死んだお方ではなく、よみがえられたお方です。死に打ち勝たれた主イエスは、二人の弟子だけでなく今日の私たちにも、慰めと勇気を与えてくださるお方です。

それで、目が開け、主イエスだと分かった二人は、「聖書を説明してくださったとき、わたしたちの心は燃えていた」と語り合います。きょうも、聖霊が聖書を通して私たちに復活の主イエスを信じさせてくださいます。

【祈り】

まことの神よ、私たちの目を開いて、神の御言葉によって復活の主イエスを信じる者にしてください。

金 起泰(勝田台教会)