主の御前をたゆまず歩き続ける | 歴代誌下 27章

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歴代誌下 27章

ヨタムは主なる神の御前をたゆまず歩き続けたので、勢力を増すことができた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 27章6節

主の御前をたゆまず歩き続ける

2節に「民は依然として堕落していた」とあります。その堕落の深刻さは、同時代に生きた預言者イザヤの言葉から知ることができます。「支配者らは無慈悲で、盗人の仲間となり、皆、賄賂を喜び、贈り物を強要する。孤児の権利は守られず、やもめの訴えは取り上げられない」(イザ1章23節)。

この背き去った民の王として立てられたヨタム、その統治は困難を極め、孤独に悩む日々もあったことでしょう。それでも、ヨタム王は、主の目にかなう正しいことをことごとく行い、生涯の間、右にも左にもそれることがなかったのです。6節に「ヨタムは主なる神の御前をたゆまず歩き続けたので、勢力を増すことができた」とあります。

私たちも、困難な働きに召され、孤独な日々を送る、そのような時があります。主の目にかなう正しいことを選び取って行くことに勇気と決心が求められる時もあります。

しかし、恐れることはありません。ヨタム王の労苦を忘れることなく、生涯の間支え続け、祝福してくださった主が、私たちをも祝福してくださるからです。そして、「主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならない」と約束されているからです(1コリ15章58節)。

【祈り】

主よ。たとえ見渡す限り敵ばかりであっても、あなたの目にかなうことを行うことができますように。

小野田 雄二(上野緑ケ丘教会)