賛美と預言による奉仕 | 歴代誌上 24-25章

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歴代誌上 24-25章

ダビデと将軍たちはアサフ、ヘマン、エドトンの子らを選び分けて、奉仕の務めに就かせた。彼らは竪琴、琴、シンバルを奏でながら預言した。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌上 25章1節

賛美と預言による奉仕

ダビデは神殿建築のための材料と労働者を準備すると同時に、神殿で奉仕をする者たちを集め、組織しました。神に対する礼拝で大切なのは建物以上に心です。霊と真理をもって礼拝するためには、ふさわしい奉仕者が必要なのです。祭司やレビ人に続いて、25章では詠唱者が編成された様子が記されます。アサフ、ヘマン、エドトンは、詩編50編などの作者として名前が挙げられている人たちです。その子どもたちを中心に、複数の聖歌隊が作られたのです。ダビデが礼拝において賛美をいかに重んじていたかが分かります。

キリスト教会の礼拝でも、歌や楽器による賛美が大切にされてきました。讃美歌をきっかけに教会に来られたという方もあるでしょう。一方で、ともすると音楽の心地よさに重きが置かれてしまいかねません。

しかし、ここでは「彼らは竪琴、琴、シンバルを奏でながら預言した」と記されています。詠唱者たちはあくまでも御言葉の奉仕者だったのです。3節には「竪琴を奏でながら主に感謝し」とあります。神の言葉を聞く、神を賛美する、感謝をする、これらは礼拝において一体のことなのです。神の言葉に促されて、神を心から喜び、その恵みに集中するところに礼拝の心があります。

【祈り】

あなたの御言葉はあなたへの感謝と賛美を生み出します。あなたの恵み深さを喜ばせてください。

常石 召一(大阪教会)