武勲が三勇士に及ばなくとも | 歴代誌上 11-12章

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歴代誌上 11-12章

30人の中でも重んじられたが、武勲は三勇士に及ばなかった。ダビデは彼を護衛兵の長に任じた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌上 11章25節

武勲が三勇士に及ばなくとも

サウル王が退けられ、新しい王としてダビデが即位します。ダビデは主の御前でイスラエルの長老たちと契約を結び、油注がれました。イスラエルの新しい王の誕生です。その後、ダビデはエブスの町に向かい、この地を陥れることになりました。この地こそこれからイスラエル統一王国の都となるエルサレムです。これまでの歴史の中で度々、エブスの攻略は試みられましたが、成功しませんでした。ダビデが成功したのは、決して彼の力ではなく、主が共におられたからです(9節)。ダビデはそのような主の導きの中で着実に勢力を伸ばしていきます。

この章は11節からダビデの勇士たちのリストが記載されています。ここで分かることは、「三勇士」という立派な存在がいたこと、そして「三勇士」には及ばなかった勇士たちがいたということです。

私たちも尊敬する信仰の先輩方を思い浮かべることができます。その方々と比べて自分を卑下してしまうことがあるかもしれません。しかし、ダビデ王国は、三勇士には及ばない人びとの働きによっても支えられ、守られました。自分が取るに足りない器だと思っていても、神はご自身の御国の発展のためにあなたを用いてくださいます。きょう一日もあなたの器が主にささげられますように。

【祈り】

主よ、取るに足らないこのしもべをきょうもお用いください。

高内 信嗣(山田教会)