小羊の婚礼の日に備える花嫁 | ヨハネの黙示録 15-19章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ヨハネの黙示録 15-19章

「わたしたちは喜び、大いに喜び、
神の栄光をたたえよう。
小羊の婚礼の日が来て、
花嫁は用意を整えた。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの黙示録 19章7節

小羊の婚礼の日に備える花嫁

「バビロン」が滅亡すると、ヨハネは天使と人から成る群衆の大歓声を聞きます。「小羊の婚礼の日が来て、花嫁は用意を整えた」。

へブライ人の結婚では、婚約すると、花嫁花婿は法的に夫婦となります。婚約と結婚式との間に、花婿は花嫁の父に結納金を持参します。その後、結婚の行列が行われます。花嫁はそのために準備をし、美しく着飾ります。花婿は、友人たちを伴って花嫁の家まで行進し、花嫁を自分の家に連れて帰ります。それから、結婚の祝宴が行われます。

黙示録19章は、教会がキリストと婚約したことを示します。離れて住む期間が、キリストの昇天から再臨までの新約時代です。この間に花嫁が身に纏う純白の麻布は、彼女の聖化された姿を表します。

この期間が終わると、御子は天使たちを従えて、花嫁である教会を迎えに来られ、結婚の祝宴が始まります。そして、その祝宴は永遠です。

この婚姻は、旧約の全期間を通して告げ知らされていました。御子が受肉されたとき、婚約がなされていました。その代価は十字架で支払われました。そして、この期間の後に、花婿は来られ、私たちは永遠にキリストと共に住まうのです。聖なる祝福された永遠の交わりです。

【祈り】

主よ。今、この私たちの時代にあって、すでに小羊の婚宴に招かれている私たちは、なんと幸いでしょう。

小澤 寿輔(ウェストミンスター日本人教会)