終わりのときの刈り入れと救いと裁き | ヨハネの黙示録 12-14章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ヨハネの黙示録 12-14章

そこで、雲の上に座っておられる方が、地に鎌を投げると、地上では刈り入れが行われた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの黙示録 14章16節

終わりのときの刈り入れと救いと裁き

12章からは、竜とその味方に対するキリストと教会の勝利の場面が描写されます。教会とこの世の戦いは、実はキリストとサタン(竜)の戦いであることが分かってきます。

まず、竜がキリストを滅ぼそうと試みますが失敗し、さらには戦いに敗れます。その結果、神がキリストにあってなさる救いが完成し、神の権威が明らかにされます(10節)。

14章に入ると、終わりの日の裁きが二重の鎌入れという象徴によって描かれます。ヨハネが見ていると、白い雲が見え、その上に「人の子のような方」が座しておられます。頭に金の冠をかぶり、手には鋭い鎌を持ち、刈り入れに取りかかられます。刈り取られるのは、主ご自身の民です。

他方、手に鋭い鎌を持った天使に、もう一人の天使が「地上のぶどうの房を取り入れよ。ぶどうの実は既に熟している」と言うと、天使は地に鎌を投げ入れ、地のぶどうを取り入れます。地のぶどうとは、すべての悪しきものの象徴です。ちょうどぶどうの実が踏まれ、つぶされるように、悪は神の怒りによって永遠に滅ぼされます。神の激しい怒りは恐ろしいものです。しかし、その怒りを含めた御心が主の民に正義を見せてくださるものであることに安らぎを得ます。

【祈り】

主よ。地上での激しい霊の闘いの中にあって小羊の血を信じる私たちに正しい裁きをなさり、勝利を与えてくださることを感謝いたします。

小澤 寿輔(ウェストミンスター日本人教会)