必要なのは主イエスを見つめる忍耐 | ヘブライ人への手紙 10-11章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ヘブライ人への手紙 10-11章

神の御心を行って約束されたものを受けるためには、忍耐が必要なのです。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヘブライ人への手紙 10章36節

必要なのは主イエスを見つめる忍耐

キリスト教が弾圧され、ローマ帝国内で認められていたユダヤ教に戻ろうとする背教の危機がありました。そのため、ヘブライ書は、真理の知識を受けた後に、故意に罪を犯し続けるなら滅びしか残らないと明言します(10章26、27節)。

キリスト者は数々の試練や戦いを経験します。戦前戦中の日本の教会も同様でした。試練や誘惑の中で勝利の秘訣を覚えましょう。「神の御心を行って約束されたものを受けるためには、忍耐が必要なのです」。日本の教会の多くは小さな群れです。心細くなりやすい私たちに、勝利の信仰に生き抜いた無数の証人たちが紹介されています。アブラハム、ヤコブ、モーセ、ギデオン、ダビデ、サムエル、預言者等を語るなら時間が足りません(11章)。中間時代にも試練や戦いがありました。約束の救い主はまだおいでになっていませんでしたが、彼らは約束のメシアを信じて天の故郷へ迎え入れられました。

忍耐の中で見つめましょう。信仰の創始者また完成者であるイエスをいつも見つめるのです(12章2節)。キリストこそ、選びの確かさの根拠、私たちが自分の選びを見つめる選びの鏡です。この主イエス・キリストのゆえに、私たちは終末の希望に生きることができます。

【祈り】

神様、信仰の先輩たちのように、主イエス様から決して目を離さないで歩ませてください。

西堀 則男