聞け主の言われることを | ミカ書 6-7章

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ミカ書 6-7章

人よ、何が善であり
主が何をお前に求めておられるかは
お前に告げられている。
正義を行い、慈しみを愛し
へりくだって神と共に歩むこと、これである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ミカ書 6章8節

聞け主の言われることを

最後の「聞け」は、「主の言われること」(6章1節)であり、神の民イスラエルに対して神がなされてきた数々の恵みです(6章4、5節)。

しかし、イスラエルは、その恵みを形式的信仰にすり替えて、献げ物の質や量で、主なる神を喜ばせようと試みました。仕舞いには、「わが咎を償うために長子を、自分の罪のために胎の実をささげるべきか」と人身御供にまでエスカレートする始末で、これは、神が最も嫌われる異教徒の祭儀でした(6章7節)。実に、形式的信仰の結末は、忌むべき偶像崇拝なのです。

神が神の民に求められていることは、「正義を行い、慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩むこと、これである」と明確に示されています。ところが、私たちもこのような信仰生活を願いつつ、たった1日でさえ、満足に歩むことができないのです。

しかし、一人だけ、正義を行い、慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩んだ方がおられます。それが私たちの主イエスです。この主イエスが私たちを罪から救い出し、共にいてくださるのです。

ミカは最後に「主は再び我らを憐れみ、我らの咎を抑え、すべての罪を海の深みに投げ込まれる」と謳います(7章19節)。確かにこれは主イエスの十字架によって実現しました。

【祈り】

どうかきょう、へりくだって主イエスと共に歩ませてください。

新井 主一(高島平キリスト教会)