詩編 104編
どうか、罪ある者がこの地からすべてうせ
主に逆らう者がもはや跡を絶つように。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 104編35節
罪を赦し秩序を回復される神
玉井 宣行(所沢ニューライフ教会)
どうか、罪ある者がこの地からすべてうせ
主に逆らう者がもはや跡を絶つように。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 104編35節
玉井 宣行(所沢ニューライフ教会)
2022年9月の聖書日課をまとめて表示します。
「詩編」の聖書日課をまとめて表示します。
玉井 宣行が担当した聖書日課をまとめて表示します。
104編は、「わたしの魂よ、主をたたえよ」で始まり、神によって創造されたことを賛美する「ハレルヤ」で閉じられています。詩人は、神の天地創造と摂理の御業を細やかに描きながら賛美しています。光、天、雲、風を自由に用いられる、大いなる神の御業を賛美しています。
人には押し寄せる水を制御できませんが、神はその水に境を超えることを禁じられる、一方で、それを泉として湧き上がらせ、生き物の命を養われる、天の配剤を用いて、そこに生きる人を養われる、朝から夕まで人が働き、夜になると猛獣が動き出すという秩序を定めておられる、などなどです。
しかし、詩人は最後に「罪ある者」、「主に逆らう者」が跡を絶つようにと願っています(35節)。人の心の中に湧き上がる罪によって、人対人、人対被造物の秩序が壊されていることを知っています。そして、神だけが人の罪を取り除き、秩序を回復できるお方であることを信じているのです。
キリストによって罪赦された私たちもまた、秩序が壊されているという現実の中で、新しい天と新しい地の完成を待ち望みながら、礼拝をとおして、「ハレルヤ」と賛美し続けるキリスト者なのです。
【祈り】
わたしのためにキリストを遣わし、キリストにあって新しく創造してくださった恵みを感謝いたします。