唯一の生ける神、わが主 | 列王記下 19章

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列王記下 19章

「わたしはこの都を守り抜いて救う。わたし自らのために、わが僕ダビデのために。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記下 19章34節

唯一の生ける神、わが主

ユダに攻め上ったアッシリアのラブ・シャケは、神を冒涜する挑発的な言葉を大声で言い放ちました。ヒゼキヤはこれに対して心を痛め、衣を裂き、粗布を身にまとって神殿に行き、祈りました。また預言者イザヤのもとに粗布をまとった使者を送りました。ラブ・シャケの「生ける神をののしる」言葉を主はお聞きになられたであろうから、ここに残っている者のために祈ってほしい、と。

イザヤが告げた主の言葉どおりにラブ・シャケは引き返し、危機は去ったように見えました。しかし、その後もラブ・シャケは使者を通じて「諸国の神々はそれぞれ自分の地をアッシリア王の手から救い出すことができたであろうか」と、ヒゼキヤの信仰を愚弄し、全面降伏を求めました。ヒゼキヤはその手紙を手に神殿に上り、主の前に広げて祈りました。「わたしたちの神、主よ、どうか今わたしたちを彼の手から救い、地上のすべての王国が、あなただけが主なる神であることを知るに至らせてください」(19節)。主は再びイザヤを通して答えられました。「あなたがわたしにささげた祈りをわたしは聞いた」(20節)。そして、エルサレムは破滅から救われました。

私たちの神は、生きておられる神、祈りを聞いてくださる神なのです。

【祈り】

天地の造り主である神、生ける神がキリストによって、私たちの神となってくださったことに感謝します。

久保 浩文(松山教会)