平和の神が共におられる | フィリピの信徒への手紙 3-4章

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フィリピの信徒への手紙 3-4章

そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 フィリピの信徒への手紙 4章7節

平和の神が共におられる

かつてフィリピの町で御言葉を伝えていたパウロは、シラスと一緒に捕らえられ、牢獄に入れられてしまいました。せっかく海を渡って、アジア州からヨーロッパで最初の都市フィリピで伝道が始まった矢先のことでした。何度も鞭で打たれ、いちばん奥の牢に入れられ、足には木の足枷をはめられてしまったのです。

そのような状況に置かれたら、フィリピに来たことを悔やんだり、先行きを心配したり、心が不安でいっぱいになりそうです。ところが、パウロとシラスは、その牢獄で賛美していました(使徒16章25節)。嵐の時に舟の中で寝ておられた主イエスのように、どんな状況にも左右されない神の平和に守られていたからです。

パウロは、フィリピの信徒を励ましてこう書きました。「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう」(6、7節)。

激しい鞭も、神が心に与えてくださる神の平和(平安)を壊すことはできません。足枷で歩けなくされても、心は自由に神を賛美します。

【祈り】

平和の神よ、どのような状況でも、どのような時にも、神の平安で心を満たし、賛美をお与えください。

持田 浩次(三郷教会)