愛は律法を全うする | ローマの信徒への手紙 13章

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ローマの信徒への手紙 13章

愛は律法を全うするものです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 13:10

愛は律法を全うする

愛は律法を全うします。律法を守り行うことは、すなわち愛することだからです。神を愛する愛と、隣人を愛する愛。このふたつの愛に生きているなら、人は律法の全体を全うしています。

私たちは今、なぜ愛の律法に生きるのでしょうか。キリストが私たちを愛してくださったからです。私たちのために十字架に死んでくださったからです。私たちに命を与え、私たちが本当の愛を取り戻すことができるように、罪に支配された私たちの古い人を十字架の上で滅ぼしてくださったからです。私たちを新しい人によみがえらせてくださったからです。

愛することができること。それは神の恵みです。愛そのものである御方、キリストが共にいてくださる。キリストの霊が私たちのうちに生きて働いてくださる。この聖霊のお働きこそが、私たちの愛のいとなみを全うさせてくださいます。愛は聖霊の結ぶ実りの第一のものです(ガラ5章22節)。

私たちのうちに働く聖霊のお働きに信頼しましょう。聖霊の火を消さない人。たえず聖霊を祈り求める祈りに生きる人。そのような人が愛の人と呼ばれるのです。

【祈り】

聖霊よ、私たちを愛の人に造り変えてくださるあなたの恵みに感謝します。アーメン。

木下 裕也(岐阜加納教会)