ローマの信徒への手紙 12章
自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 12章1節
献身、礼拝に生きる人生
木下 裕也(岐阜加納教会)
自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 12章1節
木下 裕也(岐阜加納教会)
2022年2月の聖書日課をまとめて表示します。
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12章以下ではこれまで語られてきた福音の教えの真理を踏まえつつ、キリスト者の生活について説き勧められます。
キリスト者の生活。それは「自分の体」すなわち魂と肉体とをひっくるめた全人としての自分を「神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げ」て生きることです。神は独り子を十字架につけるほどに私たちを愛されました。ただキリストの贖いを信じる信仰によって義としてくださいました。この神の愛を受けた者は、この愛に駆り立てられて、おのずから自分自身を神に献げて生きるようになるのです。
人が神に自分を献げて生きることを、パウロは「礼拝」という言葉で言い表します。自分の身を聖なる生けるいけにえとして献げる。これは何ら特別なことではありません。神におのが身を献げて生きること、礼拝こそが人間の本分だからです。人は造り主をあがめて生きるように造られているのです。これは創造の秩序です。キリストの贖いの恵みにより、この喜ばしい秩序が真にすこやかなものとして回復されるに至ったのです。人生の目的は神の栄光をあらわし、神を喜ぶところにあるのです(ウェストミンスター小教理問答 問一)。
【祈り】
救いをいただいた感謝の応答としての、私たちの命のいとなみを守り導いてください。アーメン。