星に導かれた異邦人の礼拝 | マタイによる福音書 2章1-12節

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

マタイによる福音書 2章1-12節

学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 2章10節~11節

星に導かれた異邦人の礼拝

クリスマスとはChrist(キリスト)とmas(ミサ・礼拝)から成る言葉で、「キリストの礼拝」を意味します。マタイ福音書によれば、主イエスがベツレヘムでお生まれになったとき、主イエスを礼拝したのは東方からやって来た占星術の学者たちでした。彼らはメシアの星を見たので、はるばるエルサレムまでやってきたのです。

それを聞いたヘロデ王やエルサレムの人びとは不安を抱きました。自分の現在の地位や特権が脅かされると思ったのでしょう。彼らはベツレヘムにメシアが生まれたと知りながら、誰一人礼拝しに行こうとはしません。ヘロデに至っては後で殺すつもりでいました。他方、占星術の学者たちは先立つ星によって主イエスのいる場所まで導かれました。そして、彼らは大きな喜びをもって幼子イエスを礼拝し、持ってきた宝を献げました。

神は占星術という異教的なものさえ用い、彼らにキリストの誕生を知らせ、キリストを礼拝するよう導かれました。同じように、神は異邦人である私たちがキリストを礼拝するよう導いてくださいます。大きな喜びをもってキリストを拝み、持てるものを献げて仕えていきましょう。

坂尾 連太郎(南与力町教会)