平和の道へ導く光 | ルカによる福音書 1章67-80節

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ルカによる福音書 1章67-80節

「これは我らの神の憐れみの心による。
この憐れみによって、
高い所からあけぼのの光が我らを訪れ、
暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、
我らの歩みを平和の道に導く。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 1章78節~79節

平和の道へ導く光

ザカリアの預言によれば、キリストがもたらしてくださった「救い」とは「敵の手からの救い」であると同時に「罪の赦しによる救い」でもあります。サタンの支配下で私たちが犯してきた罪の責任は私たち自身にあります。それゆえ罪が赦されなければ、まことの救いはありません。

そして、「罪の赦しによる救い」は、ただ「我らの神の憐れみの心による」ことです。「心」とは「はらわた、内臓」を意味する言葉です。はらわたを揺り動かすほど深い神の憐れみのゆえに、私たちは罪赦され、救われました。

その神の憐れみによって、「あけぼのの光」すなわち夜明けの光が私たちを訪れました。夜明けの光は普通、東の地平線から昇りますが、この光は「高い所」すなわち神ご自身のもとから私たちを訪れました。この光は、神に背いて罪を犯したがゆえに「暗闇と死の陰に座す」しかなくなっていた私たちを照らしてくれました。そして私たちの足を破壊と悲惨の道ではなく、「平和の道」へとまっすぐに導いてくれるのです。

この光に照らされ、導かれて歩むことができるとは、なんと幸いなことでしょう。

坂尾 連太郎(南与力町教会)